30回目の寄稿となりました。あっという間だった感覚です。早いといえば県外に巣立つ教え子が、合格の報告と同時に下宿などに入居するため出発のあいさつに来てくれます。希望を胸に新たな門出をむかえる時に私が話すことは二つです。
まずは所作を磨き自分の型をつくってほしい。型は所作であり型が決まっている人には美しさを感じるからです。それと情報化社会の注意してほしい内容です。ネットでは日々多くの情報が氾濫しています。それに流されないように。無数に流れている情報の中から、本当に役立つものを選べるかどうかは、自分の頭の受信機が性能よいものかどうかが大事です。その受信機のチューニングの役割を果たすのが将来に対する夢でありビジョンです。明確なビジョンさえあれば必要な情報は必ずアンテナにひっかかるので自然に集まります。ところがビジョンがないと重要な情報でもそのまま素通りしてしまいます。その二つを話します。
長い人生行路も地図(希望)と今まで鍛えた足腰(実力)があれば力強く進めます。先日とてもうれしいことがありました。稽古後に生徒と保護者の皆さんが、私の誕生日会をサプライズで開いてくれました。装飾品をつけてもらい主役に変身して、生徒手作りのすてきなプレゼントをもらいました。久々にクラッカー音やバースデーソングを聞いて感無量でした。以前もコラムに書きましたが真心こもったプレゼントはうれしい宝物です。
数年前の写真を見ると教え子たちは確実に成長していますが、自分は老けたと感じます。マッカーサー元帥が座右の銘にしていたサミュエル・ウルマンの青春の詩にもありますが、青春とは人生のある期間を指すのでなく、心の持ち方を指すものです。心をいつも明るく若く頑張っていきます。ゆで卵の表面にも負けない弾力あるツルツルした肌だった学生の時とは言わないが、せめて数年前の肌に戻りたいと思う今日この頃です。あっ、もう気持ちが後ろ向きですね。猛省。
購読残数: / 本
週間ランキング
豊橋で「夜店」始まる 豊川のプリオにロピア 今月29日にオープン 【豊橋新アリーナ】賛成派市民の草の根組織発足 【豊橋新アリーナ】長坂氏がSNS運用で公私の線引きに言及 投稿は自由も慎重に判断 【インタビュー】「負けヒロインが多すぎる!」の生みの親・雨森たきびさん 「好きな場所で育ってほしい」 豊橋・南栄町で「エストニア計画」着々 人流データでにぎわい創出 豊川で「おいでん祭」開幕 迫力満点のよさこい踊り、25日まで 豊川のプリオにロピア初出店へ 【豊橋】産学官で多様化する起業家支援 未来担う若者の選択増へ社内ベンチャー促進も 豊川市出身の女性ボートレーサーが誕生|蒲郡ボートでデビュー日付で探す