新城市内で栽培される梅の香りを活用した商品企画案の発表会が26日、新城市能登瀬の「奥三河蒸留所」であった。愛知大学地域政策学部の藤井吉隆教授のゼミ生15人が芳香剤と入浴剤としての活用案を発表した。
藤井教授は梅の産地をアピールしようと昨年4月、蒸留所を運営する阿部晃社長らと「農業と香り産業による地域振興」をテーマに調査研究を始めた。
芳香剤は「ルームフレグランス」として考案。「梅の香りをインテリアに。梅の一枝が彩る安らぎ空間」をタイトルに梅の花から抽出したエッセンシャルオイルで、「20~50代でナチュラル志向の人がターゲット。寝室や玄関、リビングで利用できる」と説明した。入浴剤はバスソルトとしての活用案だ。冷え性の女性をターゲットに自宅向けとギフト向けの各商品をそろえる。「塩の粒が細かいので精油が絡みやすく、浴槽では甘い香りも楽しめる」と紹介した。藤井教授によると、商品は秋に、奥三河蒸留所で販売を予定している。
他のゼミ生は担い手不足となっている梅農家の支援策を提案。都市部に住む人が参加しての枝切り本数を競う大会や、農業体験付きキャンプ、マラソン大会などを通して関係人口創出策を発表した。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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