能登半島地震で被災した石川県の輪島市朝市組合の関係者16人が22日、新城市の軽トラ市を視察した。
輪島朝市は会場となる通りなどが被災。輪島市内の商業施設で昨年、一部が再開した。被災地支援を続ける愛知大学地域政策学部の戸田敏行教授が軽トラ市での開催を提案し、8月31日には「復興輪島朝市×全国軽トラ市in輪島」を計画している。
新城市には冨永長毅組合長らが訪れた。午前8時すぎ、中央通りに70台以上の軽トラックや軽ワゴン車が入る場面や同9時の営業開始を見て回った。「実行委員会を中心に準備体制が徹底されている。500㍍の通りに車を止めてそこに人が集まる姿が素晴らしい」と感想を述べた。
軽トラ市では戸田教授のゼミ生が「輪島朝市復興軽トラ市」を出店。組合の女性が売り場に立って「どうぞ近づいて見て。サワラはホイル焼きがお勧めです」などと呼び掛けた。
冨永組合長によると、岐阜県高山市など朝市を続ける団体と連携しているという。「歴史があることだけが長所であってはならない。朝市や軽トラ市など対面で特産品を販売することが必要です」と述べた。
その後一行は、新城軽トラ市の実行委員と意見交換。双方とも運営担当者の世代交代が課題であることに共感していた。【安藤聡】
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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