新城市鳳来北西部で、梅の花の見頃が遅れている。2月の寒波の影響らしい。観賞品種を栽培する人は困惑している。
川売(かおれ)集落は、「白加賀」「南高」「玉英」など7種類約1500本が植えられている。山里の斜面で一斉に咲く姿を見ようと毎年大勢の行楽客が訪れている。農家の近藤美紀さんによると、見頃は過去10年は2月中旬~3月上旬だった。「ここ10年は暖冬で開花が早くなっていた。今年は2月に2度積雪があり、花の時期は例年に戻ったと思う」と説明する。
2月15日には集落の入り口で売店を開いた。「今年は1月が暖かったので開店時期を2月にしました。今はつぼみが見られる。10日過ぎには見頃になりそう」と話した。売店営業期間を今月20日までと延長した。近藤さんはさらに「寒暖があるため、梅の収穫量には期待できそう」と前向きに捉える。
一方、観賞用の枝垂れ梅約90本を植える副川の「木下しだれ梅園」は開花の遅れを嘆いている。木下かつ子さんは「バスツアーで来てくれたけれど、開花時期が合わなかった。過去の見頃だった写真を見せて説明しました」と語った。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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