橋の損傷により、2023年11月から通行止めにしている新城市道長篠大海線の「長篠橋」について市は、橋の撤去後に新たな橋を設けない方針を明らかにした。
豊川(とよがわ)に架かり、長篠と大海の両地区を結ぶ長さ80㍍、幅員5㍍の鋼製アーチ橋。1934年4月に架けられた。5年に一度の定期点検をしているが23年10月17日、2本の橋桁が約10センチ曲がっているのが見つかった。安全のため、同11月8日から通行止めとしている。昨年11月の対策検討委員会での専門家からの意見を踏まえ、撤去する方針を立てた。
12日の市議会3月定例会一般質問で、鈴木金也建設部長は「現在の橋の撤去を含めて15年以上と長い期間と、多額の費用が想定される。地盤など調査が必要で安全性が確保できない限り、架け替えは難しい」と答え、「橋の撤去と周辺道路の整備を進めていく」と述べた。地元の長篠、大海の両地区には新年度以降に説明会を開くという。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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