豊川高校3年の西川我咲選手(18)が、「競泳日本選手権」(23日)の男子400㍍個人メドレー決勝で2位に入り、今夏の世界水泳選手権(シンガポール)の出場権を手にした。
西川選手は、全国中学校水泳大会の男子400㍍個人メドレーで優勝し豊川入り。2年生でインターハイで表彰台に上るなど頭角を現すと、昨夏のジュニアパンパシフィック選手権では日本代表として金メダルを獲得した。
今大会1カ月前に体調不良のアクシデントはあったが「練習中は泳げば泳ぐほど速くなる感覚だった」と好調を維持し、本番を迎えた。予選を全体2位で泳ぎ、決勝を迎えた。「ベストが出る感覚があった」と西川選手。前半の200㍍を2位で折り返し、松下選手に次ぐ4分9秒63でゴール。「緊張を力に変えることができた。全力を出し切れて良かった」と振り返った。
心の支えになったのは、同種目で2012年ロンドン五輪6位の実績を持つ堀畑裕也コーチ。二人三脚で泳ぎを磨いてきた。課題だった第1泳法のバタフライは、水中動作やスムーズな体重移動などの改良を重ね、2年前よりも約13秒短縮、手応えをつかんでいた。
自他ともに認める本番の強さが持ち味だが、数日前に堀畑コーチから「まだ緊張しなくていい。いつでも泳げるよというテンションで臨むと良いよ」と声を掛けられ「心が楽になった」と感謝する。世界水泳出場決定後、堀畑コーチは「おめでとう」と一言。西川選手は「ここは通過点。4分8秒台を目指して世界選手権では松下選手とワンツーフィニッシュを狙いたい」と意気込んだ。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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