地元5市で共同運営する「東三河消防指令センター」は通信指令システムの更新に伴い、119番通報者と映像のやり取りができる「Live(ライブ)119」の運用を5月から始める。火災や自然災害などの現場から通報者が動画を送り、指令センターで現場の状況を把握して的確な初動に生かす。
119番を受けたセンター職員の判断で、通報者にライブ119を使った撮影を依頼する。スマートフォンなど端末へURLを記載したショートメッセージを送り、タップすれば動画撮影画面が表示される。火災や自然災害、交通事故などの現場状況のほか、負傷者や急病人など要救助者の容態といった情報を求める。
センターによると火災現場なら、延焼の可能性や風向きなどを動画から判断。指揮車両に状況を伝えて的確な放水や救助隊の配置に生かせる。通信の双方向性を生かし、センターから傷病者への応急処置に必要な動画情報などを通報者に伝えられる。
システム利用時に表示される地図で位置情報もつかめる。現場を特定しづらい山間地域、緊急車両が進入しづらい住宅密集地の道路事情も的確に把握できる。
センターは2012年3月から東三河5市の共同運用で、8市町村の通報をカバーしている。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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