登龍亭獅鉄さんの落語に大入り 「一平寄席」で鉄道落語など

2025/06/22 00:00(公開)
高座の獅鉄さん。着物の柄は鉄道標識=割烹一平で

 今年最初の落語会「一平寄席」が21日、豊橋市松葉町2の「割烹(かっぽう)一平」で開かれた。演者は二ツ目の登龍亭獅鉄(とうりゅうてい・してつ)さん。大入りだった。

 

 元鉄道マンで「乗り鉄」。噺(はなし)のマクラから鉄道の話題がふんだんに盛り込まれている。ある路線の駅名を言い立てると喝采が起きた。

 

 演目は季節柄「お菊の皿」から。冒頭の怪談話にも駅が出てくる。そして、鬼気迫る「皿屋敷」の語りから、一気に笑い話に切り替わる。物好きな若者たちが、お菊の幽霊が出るという廃屋敷の井戸を見に行く。鐘が鳴り、生暖かい風が吹くと人魂が現れる。そしてお菊が「一枚、二枚」と皿を数えだし、若者たちは一目散に逃げ出す。だがお菊の美しさに見ほれ「六枚」までなら大丈夫、と通ううちに近所で評判になり…という内容。

 

 2題目は創作鉄道落語「もっと短いのないですか」。3題目は人情噺「植木屋娘」。客席の投票で決まった。初演で190番目のネタ。大いに沸いた。

 

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山田一晶

1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。

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