設楽町三都橋の河合孝子さん(77)は、絵本「きみはナニモノ?」を自費出版した。名古屋市東区にあるアトリエのプランターで育ったピーマンの成長記だ。本は町内の教育施設などに寄贈した。
2022年の「ほんとにあった きつねの恩返し」を皮切りに「山の神」「命の水を引いた男」と郷土の逸話や偉人を題材に毎年1作品出版してきた。今回は4作目。A4判28㌻。
設楽町では湧き水「赤沢弁財天霊水」の管理人を、名古屋市東区では染色とデザインの業務を続ける。8年前、プランターから芽が出ていたのに気づき、実をつけるまでの成長過程をスケッチした。「種をまいていないのに芽が出ていた。アトリエに行くたびに育っていたので描いた。実がなってピーマンと分かった」と振り返る。太陽光を浴びたり、風雨にさらされたりして、たくましく育つストーリーに仕立てた。
絵本は町内では小中学校と図書館に寄贈した。問い合わせは河合さん(0536・64・5021)へ。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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