豊橋少年少女合唱団が29日に節目の演奏会 半世紀変わらぬ歌への思い

2025/04/17 00:00(公開)
定期演奏会をPRする田辺さんら=東愛知新聞社で

 今年で創立50周年を迎える豊橋少年少女合唱団の「第45回定期演奏会」が、豊橋市の「ライフポートとよはし」コンサートホールで29日午後2時から開かれる。豊橋文化振興財団共催、東愛知新聞社など後援。

 

 1975年5月、子どもたちの友情や音楽的可能性を広げ、音楽文化普及を目的に、故田辺秀治氏が創立した。79年から毎年定期演奏会を開き、これまでに国内外の合唱団や交響楽団などと共演しているほか、地元での催し、海外への演奏旅行など積極的な活動をしてきた。

 

 2010年からは田辺さんの娘で合唱団卒業生でもある声楽家の田辺菜美子さんが代表となり指導、指揮を務めている。現在は小学生から高校生までの25人が、豊橋市内の市民館などで練習を重ねている。

 

 演奏会は2部制。第1ステージでは「ヨーロッパの曲」として「アヴェ・ヴェルム・コルプス」「美しく青きドナウ」など披露。第2ステージは50周年記念「不思議な楽譜」を上演。高校生の団員らが台本を手掛けた合唱団の歴史をたどるオリジナル作品で、一般公募の「ワンステージメンバー」や今回のために参加した卒団生らと現役団員が一緒に「しあわせハンス」「幸福の王子」などを合唱する。

 

 大塚昌代後援会長、中村はるみ理事と共に東愛知新聞社を訪れた田辺代表は、団の節目にあたり「新型コロナウイルス禍で団員が減り、歌う場所も無いなどつらい時期もあったが後援会の力添えでここまでやってこられた。時代が変われば曲も変わるが歌への気持ちは変わらない。すてきな仲間作りをしながら音楽を楽しんでいきたい」と語る。

 

 今年度パートナーシップ契約を結んだ武蔵精密工業の協力で、団員のユニホームを新調した。「高校生を中心に演奏会を成功させようとみんな頑張っている」と田辺さんは来場を呼び掛ける。自由席1000円(3歳以下無料)でライフポートとよはし、豊橋文化振興財団、豊橋市民文化会館、オリエント楽器豊橋店で取り扱い中。問い合わせは合唱団(090・3587・1452)へ。

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田中博子

 愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。

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