「第107回全国高校野球選手権愛知大会」は18日、9球場で3回戦14試合があった。東三河勢は5校が試合に臨み、豊橋中央が勝ち上がった。
愛知黎明と対戦した豊橋中央は初回2死満塁で中立が押し出し四球を選び先制。2死満塁となり、高山の右前適時打で1点を加点、さらに満塁とし白井の走者一掃の二塁打で5点を奪った。四回には成瀬、砂田の適時打で2点を加点した。投げては、先発白井が4回2安打無失点と好投した。
〇…成瀬太陽(3年)が自身初の4安打を放ち、チームを勝利に導いた。打撃が苦手で、昨年度までは自他ともに認める「犠打などの小技の選手」だったが、この冬に打撃を猛特訓。5㍍間隔でサイドステップを入れながらティー打撃をする練習をほぼ毎日取り入れた。1㌔、普段の重さ、短いバットでそれぞれ10球ずつを休みなしに振り込んだ。「足腰が強くなり、スイングスピードが速くなった」
試合前「初球から振っていけ」との萩本将光監督の助言で「楽に打席に入れた」と成瀬。1打席目はファーストストライクを右越え三塁打、2打席目は中前打。3打席目は右前打と、4打席目は内野安打と広角に打ち分けた。それでも、六回に送球ミスで失点する場面も。「本来ならコールド勝ちをしないと。流れを相手に渡してしまった」と不満げな表情だった。「課題を克服し、県制覇で甲子園に行く」と次戦に意気込んだ。
思った以上に野手が頑張ってくれたが、五~六回は無駄な四球から失点してしまった。先発の白井は力がかなり入っていたため、いつもより制球を乱していた。本来ならもっとできる子。松井はマークがかなりきつく打てる球がほとんどなかった。それだけの打者ということだが、できれば打ってほしい。次戦の先発はいつも当日に決めるので、髙橋かどうかはまだ決めていない。
一戦必勝、下から突き上げる気持ちでいつも戦っている。次戦も1点ずつ取っていき、絶対に勝ちたい。
名経大市邨と対戦した豊橋西は二回、田中の右中間に抜ける二塁打で2死二塁の好機をつくるも無得点。六回にここまで無失点の坂井だったが、無死三塁のピンチから犠飛を打たれ先制を許した。八回には駄目押しとなる2失点。最終回には無死一、二塁としたが後が続かなかった。
先発の坂井をはじめ、選手はよくやってくれた。最終回もあと一歩のところだったが、一本が出ず、完敗だった。
▽3回戦
○…豊田…○
豊橋中央
500201001|9
000012000|3
愛知黎明
(豊)白井、冨安、磯貝、髙山―松井(愛)玉寄、馬場、與那嶺、山城―稲岡
○…阿久比…○
蒲郡東
00000|0
03601x|10
名城大附属
(五回コールド)
(蒲)西川―千葉(名)鈴木拓、伊藤、木村―大橋、畑中
○…刈谷…○
名経大市邨
000001020|3
000000000|0
豊橋西
(名)野田―佐久間(豊)坂井、持田―畑
○…小牧…○
豊橋南
1000300|4
132140×|11
菊華
(七回コールド)
(豊)小清水、羽田野、岡田―川村(菊)岡田、福井、大角―小西、田中
愛知
101200200|6
000000000|0
成章
(愛)武内、福住―山田(成)永井、宮田、田京、高橋ー高橋、藤田[本]濵井
購読残数: / 本
1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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