【連載】サッカーにできること〈7〉 共に成長、将来は監督（豊橋市サッカー協会会長小林立治）

　豊橋市のサッカーの現場で活躍する３人の女性指導者を紹介してきました。今日は３人目。「セントラル豊橋ＳＳＳ」で指導者をしている日本サッカー協会認定キッズリーダー、柳生美優さん（30）です。

　―サッカーの経歴から教えてください。

　◆実はサッカー経験がありません。

　―なぜ指導者の道を歩んだのですか？

　◆子どもがサッカーをやりたいと言ったことから始まり、夫と相談したところ、夫がセントラルでサッカー選手時代をしていたこともあり、こちらでお世話になることとなりました。

　―なぜご自身が？

　◆夫がコーチを務める流れになった時に私も誘われたのがきっかけです。元々子どもが好きなので楽しくサッカーができる環境に携われるのであればと思い始めました。

　―選手たちと関わって感じたことはなんですか？

　◆保護者の立場で外から観察している子どもたちと、コーチとして練習の中に入って観察する子どもたちの違いに驚かされました。子どもたちなりにうまくいったこと、いかなかったことを話し合ったり、仲間を励ます声掛けがあったりでスポーツが子どもたちにとって人間としてたくましくなる習い事の一つであることに感銘を受けました。

　―これからの目標を教えてください。

　◆サッカー未経験者ですが指導者として子どもたちを預かった以上、選手が成長する手助けをしていきたいです。先日、キッズリーダーという低学年向けの資格を取得しました。次はジュニア年代に当てはまるＤライセンス指導者資格を取得し私自身も選手とともに成長し続けたいです。そしていつしかその成長した選手たちの監督としてチームを率いてみたいと思います。

　―ありがとうございました。