豊橋市障害者福祉会館「さくらピア」で11日、今年度2回目の教養講座「さくらカフェ」が開かれた。
2012年度から障害者や家族、介護者、近隣住民らを対象に続ける館の生涯学習事業。植栽や健康、スポーツなど、毎回趣向を凝らした講義や体験を、お茶と歓談の時間も設けながら楽しんでいる。
今回は、名古屋刑務所豊橋刑務支所について知ってもらおうと企画。「豊橋刑務支所ってどんなところ?」の題で、参加者22人が支所の長崎恵一庶務課長と川上清華さんから話を聞いた。
2人は画像を使いながら支所の役割や収容されている受刑者の年代や生活、社会復帰に向けた取り組みなどを説明。刑務官の仕事内容や刑務官になる方法、やりがいなどについても紹介した。話の合間には、刑務所内でお菓子が食べられるかや、食事は誰が作っているかなどの「刑務所クイズ」もあり、参加者が楽しく知識を深めた。
質疑応答では「恩赦はありますか」「聴覚障害のある人はどうしていますか」など多数の質問が飛び出し、関心の高さがうかがえた。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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