豊橋市議会一般会計予算特別委員会は10日、豊橋公園の「多目的屋内施設(新アリーナ)と公園東側エリア整備運営事業」の事業費に充てる基金1億5000万円を盛り込んだ補正予算を原案通り可決した。
7月初めに市内の個人から新アリーナ事業に対する支援として1000万円の寄付があり、これを原資として基金を設置する動きが進んだ。8月1日から受け付けを始めた企業版ふるさと納税など各寄付金の受け入れ先になる。
寄付を受けるたびに予算化する手間を省くとともに、予算編成によらず事業のために安定的に運用できるようになり、支援者からも寄付金の使われ方の透明度を上げる。8月25日から受け付けが始まった個人版ふるさと納税も基金成立後、年度末にまとめて繰り出して積み立てる予定。
予算額1億5000万円は国庫補助を除く事業費の約5%。既に受け取った1000万円を除く1億4000万円が、今年度中に企業版ふるさと納税として集まると見込む。
スポーツ施設再編室の北村充主幹は「事業が進んでいく中で、協力いただける方が増えるように説明していきたい」と語った。
一方、10日にあった市議会総務委員会で、基金を設置するための条例案を原案通り可決している。補正予算案とともに26日の本会議で可決、成立する見通し。
個人版ふるさと納税は市のふるさと納税サイトを運営する事業者10サイトで寄付できる。市外在住者は寄付金額(2000円以上)に応じた返礼品を受けられるが、市内在住者は税額控除のみ。サイトの「返礼品なし」を選んで申し込む。市内在住者は「寄附申出書」を財政課へ提出する方法もある。使途について各事業者のサイトでは、市民のスポーツ環境充実のほか、災害時に施設での救援物資の受け入れや応援部隊の活動拠点としての役割を担うことで防災機能を高めることを掲げている。
企業版ふるさと納税は8月末現在で5社から計750万円、個人版は9月9日現在で159件、計373万7500円が集まっている。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。
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