豊橋市中部生涯学習センターは20日、地域力向上講座を開いた。塩之谷整形外科理事長兼院長の塩之谷香さんが、「その症状、『靴のせい』かもしれませんよ~いつまでも若々しく歩くための足と靴の基礎知識」をテーマに講演した。
塩之谷さんは昨年、同講座で子どもの足と靴について解説した。好評だったことから第2弾として開いた。
塩之谷さんは「靴を変えただけで、歩けなかった人が歩けるようになることがある」とこれまでの経験から語った。その上で選ぶこつや履き方について、「自分の足のサイズを測って、適切なものを選択する」「靴ひもなどをしっかりと締め、足と靴を固定して歩く」「靴底がすり減っているとトラブルの原因になるので、時々確認する」「かかとの部分が硬くてしっかりしているものを選ぶ」などと説明した。
また「軽すぎる靴は、底が薄くて衝撃吸収や安定性に欠ける」「履きやすい靴は、脱げやすいので転倒リスクが高まる」などと指摘し「安定性やフィット感を優先することで、足の健康寿命をのばせます」と語った。爪のケアについても解説した。
講座は市内の他の学習センター18館でもリモートで同時開催し、計約160人が受講した。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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