豊川市の観光の中心である豊川稲荷の御開帳を官民あげて「オール豊川」で盛り上げる「おもてなし事業推進委員会」が22日、発足した。設立総会が豊川商工会議所であり、小野喜明会頭が委員長に就任した。
2026年に72年ぶりとなる午年開帳、30年に大開帳がある。御開帳を起爆剤にして、市の地域振興や観光振興を図ることを目的に、稲荷、企業、行政、団体などの24団体で構成する。企画・広報、雑踏警備・交通対策、総務・会計の3グループで活動する。長野県の善光寺の奉賛会を参考に2022年に準備会を発足させ、この日を迎えた。
具体的には、「御開帳を全国にPRし多くの参拝客に来てもらい、稲荷だけでなく東三河全域の周遊を目指す」「オール豊川体制でおもてなしをして、気持ちよく過ごしてもらい再来訪につなげる」などの活動をする。
設立総会には40人が出席した。小野委員長は「豊川稲荷が一生に一度は訪れたい場所になるよう、御開帳を機に推進したい。大開帳以降も定期的に御開帳ができる環境づくりをしていきたい」とあいさつ。竹本幸夫市長は「門前通りなどを整備します」と述べた。豊川稲荷の福山憲隆住職は「現在の年間の参拝客は450万~500万人だが、過去には800万人との記録がある。これを目指していきたい。インバウンドにも目を向けたい」と話した。また豊川観光協会の笠原盛泰会長は「豊川の観光にとり千載一遇のチャンス。市を周遊する仕掛けづくりをしたい」と意気込みを語った。
午年開帳は来年11月1~23日、大開帳は2030年8月22日~11月25日にある。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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