プレシーズンマッチ「ナカジツ AICHI CENTRAL CUP2025」が14~15日にありました。B1西地区の県内4チームが地元最強を懸けたレギュラーシーズン前哨戦と位置づけられています。
初戦の「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」とのゲームでは、この試合のMIP賞に選ばれたヤンテ・メイテンの存在感が光りました。特にインサイドやリバウンドで相手選手を圧倒します。反則を誘うプレーで前半には相手の外国籍選手をファウルトラブルに陥らせ、名古屋Dのゲームプランを崩す活躍が大きな勝因となりました。
また、苦しい場面では大浦颯太の冷静なゲームコントロール、根本大と湧川颯斗の思い切りのいいプレーで相手に的を絞らせませんでした。5人が2桁得点を挙げるフェニックスらしい試合展開につながりました。誰が出てもディフェンスの強度が落ちず、得点力の高い名古屋Dを63得点に抑えたことはチームとして大きな収穫だったといえるでしょう。
続く15日の決勝は「ファイティングイーグルス名古屋」との対戦。互いにファウルを重ねる我慢の時間帯が多かったです。守備面では、FE名古屋の各クォーターの得点を15点以下に抑えたことで勝利につなげました。名古屋Dと同様、誰が出ても強度が落ちないアグレッシブなディフェンスを40分間続けられたことが大きな勝因でした。
津屋一球や浅井といった若手選手らが、相手の外国籍選手とマッチアップする姿勢を見せた戦いぶりも、今後の躍進につながる好材料でした。一方で、攻撃中のターンオーバー(ミス)やリバウンドなどは今後の課題も残りました。伸びしろが十分なチームです。今後のさらなる飛躍に期待してください。
初日の名古屋D戦は15得点、5アシスト。決勝のFE名古屋戦は16得点と4アシスト、スティールも4の活躍で大会MVPに選ばれました。流れが悪い局面や勝負どころでの安定感あるゲームメーク、高確率の3点シュート(3P)でチームを勝利に導きました。大野篤史ヘッドコーチの信頼も厚く、今季も副キャプテンに任命された大浦の大車輪の活躍にご期待ください。
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Bリーグ開幕が近付いています。三遠の開幕は10月4~5日、アウェーで大阪エヴェッサと対戦です。ホーム開幕戦は11~12日、豊橋市総合体育館でサンロッカーズ渋谷を迎えます。今季もホームの大声援で後押しをお願いします。
(毎週水曜の掲載予定)
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