豊橋市出身の女子プロレスラー玖麗(くらら)さやかさん(25)=スターダム=が「ロワジールホテル豊橋」で10月18日に開かれる「STARDOM in TOYOHASHI 2025」で地元へ凱旋する。2年前にプロデビューして以来、初めての古里での試合。東愛知新聞社を訪れ「プロレスの魅力を知ってほしい」と観戦を呼び掛けた。
子どもの頃から絵が好きで、美術を学ぶために上京。油絵で東京芸術大学を目指したが、3浪することになった。
そんな中、知り合いに勧められて2022年9月にスターダムの試合を観戦。「とても感動した」と話す。さっそく新人オーディションに応募して合格、23年3月に入門した。スポーツの経験は体育の授業程度。最初は基礎体力づくりでスクワットや腹筋、ランニングのメニューをこなした。初日、運動不足がたたり、肉離れを起こしてしまったという。同期が一人いたが、辞めてしまったというぐらい厳しい練習が続いた。
同年12月25日、デビュー戦で上谷沙弥選手と対戦。「コテンパンでした」と振り返る。24年3月に初勝利。今年3月に「シンデレラトーナメント」で優勝し、初タイトルを手にした。
格闘のスタイルについて「ほかの格闘技の経験がないので、基本的なプロレスです」と話す。必殺技は「ときめきスピアー」。
凱旋にあたり、さやかさんは「豊橋が大好きなので盛り上げたい。プロレスは生で見るのが一番。豊橋とスターダムをつなぐのが私の役目です」と語った。
当日は午後1時本戦開始。チケットは前売り5000円(指定席B)から。取り扱いは「ぴあ」「ローチケ」「ファンクラブ先行」で。
購読残数: / 本
1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
週間ランキング
日付で探す