元豊橋市議会議長の近藤喜典氏は、まちの未来を築く地域の人材育成を目的とした市民参加型の私塾「豊橋未来塾」を立ち上げた。1日から塾生の募集を開始、11月から来秋まで計9回の講座を開く予定。近藤氏は「市民生活の中で政治を身近な関心事としてほしい」と入塾を呼び掛ける。
塾長の近藤氏が掲げる政治理念「経済成長と市民福祉の両立」を学びの中心に置く。地域課題を自ら学び考え、解決に必要な知見を養う。政治や行政に関心を持つ市民が気軽に学べる場とし、次代を担う将来の地域リーダー育成も目指す。
入塾資格は地域に住む16歳以上(高校生可)で会費無料。開講時間に出席できない会社員や主婦らもオンラインで受講できるほか、会員限定のアーカイブ映像で繰り返し復習できる。
講座は初回に豊橋の原状と課題を共有。以降は政策提言の作り方、市議会質問や陳情の方法など幅広く学ぶ。2年後の統一地方選挙を見据えた実践的な内容もある。課題解決型の政策や活動プラン作成はビジネスにも生かせるという。
近藤氏は「身近な暮らしと政治は直結する。同じ志の仲間と互いを磨き合い、地域の声を政治へ届ける新たな人材育成の場にしたい」と入塾を呼び掛ける。申し込みは専用フォームへ。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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