【豊橋新アリーナ】29年10月に開業へ 市と事業者が2年延長で契約締結

2025/10/09 00:00(公開)
新アリーナ完成予想図

 豊橋市は8日、工事を休止中の「多目的屋内施設(新アリーナ)と豊橋公園東側エリア整備運営事業」について、特定事業者「豊橋ネクストパーク」と事業期間を2年延長する内容で変更契約を結んだと発表した。新アリーナ完成は2029年7月末、10月に開業予定。ほかの公園施設などは31年となる。工事再開時期は現在も事業者と協議中という。

 

 新アリーナを巡っては昨年11月、市長選で契約解除を唱えた長坂尚登市長の当選で同月21日から工事休止された。7月の住民投票で賛成多数で継続が決まり、市は一般会計補正予算に事業期間を2年間延伸する債務負担行為を再設定した。

 

 事業者とは6日付で変更契約を結んだ。新アリーナと駐車場の完成は29年7月末、ほかの公園性整備は31年3月末完成の見通し。駐車場は分散配置のため、完成箇所から随時、維持管理と運営へ移行する。完成後の維持管理と運営期間は59年9月末まで。

 

重機搬入も搬入された豊橋球場跡の発掘調査現場=豊橋公園で

豊橋球場跡の発掘再開 スタンドと周辺が対象

 

 市は7日、新アリーナ建設予定地の豊橋球場跡で休止中だった発掘調査を再開した。昨年10月に始まったグラウンド部分に続き、スタンドなど球場周辺部を調査する。2027年3月末までに調査終了予定。

 

 今回はグラウンドを囲むスタンドとその周辺が調査対象。現場には8日から掘削重機を搬入、10月後半以降には調査地を拡大していく。期間途中でスタンドなどの解体工事も並行するが、時期は未定。

 

 市文化財センターによると解体工事と並行した調査のため、市民向けの発掘現場説明会は発掘期間中に開く予定。開催時期や回数は発掘調査の進展次第という。

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加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。

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