環境問題について体験を通じて深く考えるイベント「530のまち環境フェスタ」が1日、豊橋市役所、市公会堂、豊橋公園を会場に開かれた。530運動環境協議会と市の主催。530運動が始まって50周年という節目にあたり、ステージイベントや体験ブースなど例年以上の催しを企画した。
今年のテーマは「50年の歩み、未来への1歩」。市役所市民ひろばで開会式があり、長坂尚登市長、530運動環境協議会の匹田雅久会長が式辞を述べた。50年の節目を祝うとともに、今後も「530のまち」をアピールし、市民一人ひとりが環境に配慮する社会づくりに取り組むことなどを示した。席上、小学4年生から募集した「530のまちとよはしポスターコンクール」入賞者や地域清掃活動等功労者の表彰があった。
式の後は豊橋公園内で匹田会長とポスターコンクール入賞者による530運動50周年記念植樹があり、ジンダイアケボノの木の根元にみんなで土をかぶせた。
三つの会場にはごみ削減やSDGsをテーマにしたさまざまな体験型コーナーを設置。ヒントを元に謎を解きながら回る「SDGsナゾトキ探検隊!」をはじめ、不要になった素焼き鉢や花瓶の展示配布、リサイクル自転車の抽選会などがあった。
廃材から作った楽器のステージやゴミ収集車の乗車体験、小型家電のリサイクル体験、木の端材を使ったクラフトなど多方面でSDGsを啓発した。「SDGsすごろく」のブースでは幼児や小学生が高校生や大学生のボランティアらと一緒にゴールを目指した。また「体感!ふれあい動物園」にはヤギやモルモット、メンフクロウ、ウサギ、亀などが登場し、子どもたちを喜ばせた。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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