【連載】カゲっちの「今週のフェニックス」〈7〉 タフな状況をチーム力で乗り越える 週末ホームで強豪琉球と対戦

2025/11/04 20:00(公開)
ヌワバ選手 ©SAN-EN NEOPHOENIX

 10月29日の佐賀バルーナーズ戦は、けがコンディション不良が相次ぐ苦境を強いられました。前半から高確率な3点シュート(3P)でリードされますが、フェニックスもエースヌワバ選手の活躍で応じました。後半も佐賀の3連続3Pで17点差とされますが、挽回を図り根本と津屋の両選手が3Pを決めて追い上げます。第4クオーターでは激しいディフェンスからの速攻で4点差に追い上げるも、逆転に至らずホームで悔しい敗戦となりました。

 

 1~2日の京都ハンナリーズ戦は、互いにけが人が多い状況で我慢の多い試合でした。

 

 初戦は開始早々にミスが続き京都の先制を許しました。京都が高確率で3Pを決める一方、フェニックスは得意の3Pの精度が上りません。後半も粘り強いディフェンスから連続3Pで逆転しましたが、終盤のターンオーバー(ミス)で流れを引き渡してしまい悔しい敗戦となりました。

 

 第2戦もターンオーバーが多発しました。リバウンドも奪われ京都にリードされますが、粘り強い守備で相手の攻撃を封じ接戦とします。大浦と津屋の両選手の3Pで流れをつかみますが、要所で京都に3Pを決められ追う展開に。後半はディフェンス強度を上げ、徐々に得点差を詰めます。さらに激しいディフェンスからの速攻、3Pで逆転しリードを広げます。アグレッシブなディフェンスで後半は京都を22点に抑え、10点差で勝利を収めました。

 

注目はヌワバ選手

 

 直近3試合で平均20得点8リバウンド、4アシストに加え2・3個のスティールと攻守にわたる驚異的な活躍でチームの危機を救いました。ディフェンスもインサイドでビッグマンをブロックしたり、スピードのあるガードにプレッシャーを与えスティールからのダンクを叩き込んだりとチームを鼓舞。けが人が多い中、平均34分の出場で苦しい状況を打ち破るヌワバ選手にさらなる声援をお願いします。

 

 きょう15日はアウェーで広島ドラゴンフライズとの戦いです。広島はリーグ有数の得点力を誇るバランスのとれたチームです。外国籍選手の爆発力は凄まじく、個ではなくチームディフェンスでの対応が重要です。

 

 週末はホーム浜松で琉球ゴールデンキングスとの対戦。4年連続ファイナル進出の強豪で、昨季チャンピオンシップは準決勝で惜しくも敗れた相手です。ぜひともホームでリベンジを果たしてほしいです。琉球はインサイドが強くリバウンドが勝負の鍵を握ります。全員で泥臭く、粘り強い戦いで勝利をつかんでほしいところです。

 

写真説明 ヌワバ選手 ●SAN-EN NEOPHOENIX

 

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加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。

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