【連載】「剣理人倫 我外皆師」〈67〉「木枯らしに抱かれて願いが叶う」

2025/11/15 00:00(公開)

 冬のあしあとはすぐでしたね。やはり四季から二季になりつつあります。そんな中、新語流行語大賞の候補作が発表されました。今年の世相を反映していますが、私のように昨年の大賞は何であったのか調べないと分からなかったり、もうこの時季がきたと早く感じている方は多いと思います。季節の変わり目、体調を崩している方も多いです。十分お気をつけください。

 

 先日豊橋市少年剣道大会が行われました。夏は個人戦で秋は団体戦でした。8月の市民スポーツ祭では多くの教え子たちが入賞しましたが、敗れて捲土重来を期してこの日を待っていた子、さらなる上位を目指していた子など、それぞれの目標にむけて全員が臥薪嘗胆を合言葉に頑張ってきました。また審査前に特別補習をして、先輩が教示するなどカバーワークも育んできました。

 

 私は試合当日に所用で会場に行けなかったですが、ほとばしる熱情は伝わってきました。保護者からの経過連絡で一喜一憂していましたが、チームは準決勝まで勝ち上がりましたが惜敗して3位入賞でした。

 

 先鋒は宮坂梛埜香さん(大村小6年)、次鋒は中川颯人さん(大村小4年)、中堅は佐藤成将さん(下地小5年)、副将は中村羽那さん(津田小6年)、大将は加藤紗雪さん(下地小6年)でした。多くの先輩や仲間が応援に来てくれたので、選手は気合いが入ったと思います。後から表彰式や写真撮影の時に大きな銅メダルを持って喜んでいる生徒たちを見た時はとても嬉しかったです。年内にまだ二つの大会がありますので、感謝の気持ちを忘れずしっかり稽古をしてのぞみます。

 

 これから年の瀬にむけて忙しくなります。誰もが心に余裕がないので他者に厳しい視線をむけがちな時代ですが、剣道だけでなく何事もうまくいかない時や苦しみでしかない時でも必ず理由があるので歯をくいしばって耐えます。そして自然体で堂々たる立ち居振る舞いを心掛け、全てにおいて普段からよく学んで準備していきたいです。

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