中部・北陸実業団駅伝レース展望 トヨタ自動車2年ぶり優勝なるか 吉居大和選手のリベンジに期待

2025/11/08 21:13(公開)
昨年のリベンジを果たせるか注目の吉居選手(昨年11月撮影)
昨年のリベンジを果たせるか注目の吉居選手(昨年11月撮影)

 来年1月3日の「全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)」の出場権を懸けた「第65回中部・第55回北陸実業団対抗駅伝」が9日、田原市のはなとき通りを発着点に7区間80・5㌔で行われる。2年ぶりの優勝を狙うトヨタ自動車は、昨年区間8位と苦しんだ地元出身の吉居大和選手(23)が3区でエントリーした。ニューイヤー駅伝には中部は上位6位、北陸は上位2位までが出場する。今回は70回の記念大会枠として、各予選通過の最下位(中部6位、北陸2位)から10分以内にフィニッシュした最上位(中部7位、北陸3位)の企業チームにも出場権が与えられる。

 

 大会は午前9時スタート。昨年は中部でトヨタ紡織が大会新記録で優勝、北陸ではYKKが33連覇を達成した。

 

 1分9秒差の2位だったトヨタ自動車は、総合力では群を抜く。外国人区間の2区には昨年区間賞のサムエル・キバティ選手(20)、最長区間の4区には2年目の湯浅仁選手(24)、7区には2022年世界陸上日本代表の西山雄介選手(31)が入った。

 

 オープン参加のBチームには、ルーキー小林亮太選手(23)、服部勇馬選手(31)らがエントリーした。エースの太田智樹選手(28)、22~23年世界陸上日本代表の田澤廉選手(24)はメンバーから外れた。

 

 前回は、吉居選手がブレーキとなり優勝を逃した。「調子が良かったのにこうなった理由が分からない。地元の声援に良い走りで応えたかった」とコメントを残し、関係者らを前に悔し涙を流した。巻き返しを図れるか注目だ。

 

 対抗はスピード型布陣のトヨタ紡織。エースでアンカーの羽生拓矢選手(28)、新城市出身で3区の浅井皓貴選手(22)に期待がかかる。

 

 同日の第68回関西実業団対抗駅伝では、昨年優勝のSGHからは最長16kmの5区に豊川市出身の近藤幸太郎選手(24)が入った。

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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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