豊橋でロータリークラブの地区大会開幕 

2025/11/09 00:00(公開)
あいさつする鈴木ガバナー
あいさつする鈴木ガバナー

 国際ロータリー第2760地区(愛知県)の「地区大会」が8日、開幕した。9日までの日程で、豊川ロータリークラブがホストを務め、初日は豊橋市の「穂の国とよはし芸術劇場プラット」や「ホテルアソシア豊橋」を会場に本会議や夕食会などが開かれた。2714人が登録し、初日は約500人が参加した。

 

 初日の本会議には、RI会長代理としてRI理事エレクトの四宮孝郎氏(大阪西南RC)を招いたほか、東京や大阪など他地区から12クラブ、地区内から84クラブと8ローターアクトクラブが出席した。

 

 主催の鈴木康仁ガバナーが、フランチェスコ・アレッツォ国際会長のメッセージ「よいことのために手を取りあおう」、地区方針「ともに学び、ともに地域社会に貢献しよう!」を示し、「いずれも人と人が心を通わせ、互いを思いやりながらよりよい社会を築いていこうという願いが込められている。『ともに学ぶ』は互いの違いを認め合い、理解を深めること。『ともに貢献する』は地域社会の幸せを願い、心を通わせ行動すること。この大会は二つの思いを実践に移すための大切な節目であると思う」と強調した。

 

 戦後80年にあたり奉仕の心を持って活動を続けた先人への感謝を述べ「この大会には先人の志を受け継ぎ、平和への思いを込めた。ともに学び、ともに奉仕する営みの中にこそ、人と人とが理解しあい、信頼を育み、穏やかな未来を築いていく力があると信じている。大会は私たちがともに歩む1年をより確かなものにしていく節目。ここまでの歩みを確かめ、残る日々を新たな志とともに進んでいく出発点にしたい」などと述べた。

 

 四宮RI会長代理は国際会長について紹介。画像を示しながら歴史あるロータリークラブの現状と、変えてはならないもの、魅力あるクラブにするために変えなくてはならないものについて語った。本会議後は「青少年・学友フォーラム」が開かれ、学生らによる地域活動やボランティア、国際親善の体験などの発表があった。

 

 9日は豊川市総合体育館を会場に、約2500人が出席して本会議を開く。陸上自衛隊第10音楽隊による演奏、第27代第6施設群長兼第42代豊川駐屯地司令1等陸佐の林豊氏の記念講演のほか、大村秀章知事らを迎え、感謝状贈呈や表彰などの記念行事が予定されている。

四宮RI会長代理
四宮RI会長代理
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田中博子

 愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。

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