蒲郡市五井町の「山下ボクシングジム」に通う岡崎市の平岩愛羅さんは、「第5回全日本マスボクシング選手権」(1~3日、岐阜県安八町)の「U30男子170㌢超の部」に出場し、優勝した。
平岩さんは小学1年生からボクシングを習い始め、高校生の時には全国大会を経験している。大学生だった2021年に、友人の紹介で山下ボクシングジムに通い始めた。
マスボクシングは実戦をイメージして寸止めでパンチを打ち合う競技。見栄えのいい技を披露する表現力などが求められる。平岩さんの大会出場は今回が初。7月に名古屋市であった県選考会を順調に勝ち進み、全国大会出場を決めた。大会に向け、ジムで山下史晃会長から、きれいなパンチやガードの仕方の指導を受け、技術を磨くとともに、ランニングなどで体力づくりにも励んだ。
当日は岐阜県や北海道、徳島県の選手と対戦。教わった通りの見栄えのいい正確なパンチを繰り出し、優勝を果たした。平岩さんは「優勝できてほっとしている」と振り返った。
山下会長は「もともと、距離感とリズム感が良かったので勝てると思っていました。ジムの選手が全国優勝したのは初めてなので、うれしかった」と話した。
平岩さんは大会2連覇を目指し、現在はジムでさらなる技術向上に向け、練習に取り組んでいる。「次の全国大会の会場は北海道なので、今から楽しみです。まずは県選考会で優勝できるよう頑張ります」と意気込んだ。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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