【連載】サッカーのできること〈13〉審判の普及と育成㊤ 時習館高の木村さん、全国大会で笛

2025/11/11 00:00(公開)
協会は若手の審判員を積極的に地元の大会に採用している
協会は若手の審判員を積極的に地元の大会に採用している

 今回はサッカーにおける審判の役割はなんなのか? そして審判員の普及に関してサッカー協会が取り組んでいることについて発信いたします。

 

 スポーツ全般に言えることですが、審判という存在は思っている以上に重要な役割を果たしています。試合をルールに従って厳密かつ円滑に進行、成立させる役割を担い、試合中の全てにおいて判定を下すことができます。また選手がプレー中、重大なけがに発展しないよう危険なプレーに関しては速い段階で抑止し、安全かつ公平に試合が進行するようサポートしていく役割を持っています。

 

 スポーツというと、選手ばかりに目が行きがちですが実は優秀な審判がいることもまた日本のサッカーが発展し成長する一つの要素となっています。ここ東三河サッカー協会では審判委員会という組織が存在しています。委員長を中心とし新たな審判員を発掘するなどの普及活動、審判のスキル向上にあたる育成など、精力的に活動しています。

 

 そういった審判委員会の地道な活動が実を結び、ここ数年は確かな結果として各審判員が大きな舞台で活躍し始めています。最近では12月下旬から鹿児島県で行われる全日本少年サッカー大会全国大会の審判に、17歳現役高校生(時習館高校)の北村匠審判員が選出されました。北村審判員は豊川市出身で小学生の頃から審判として活動し、将来の夢にJリーグの主審を務めるという壮大なビジョンを抱いている審判員の一人です。今後の活躍を大いに期待されている北村審判員。いつしか夢がかなうようわれわれサッカー協会も全力でサポートし続けます。

 

 後編では東三河審判委員会の委員長をはじめとした審判員の方々に、やっていて良かったことや東三河のサッカーにおける審判の文化をより高めていくために必要な取り組みを伺っていきたいと思います。

続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

住まいLOVE不動産 さわらび会 藤城建設 蒲郡信用金庫 光生会 虹の森
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国