「お化けフォーク」の握り方も披露 千賀滉大投手、地元蒲郡市でメジャー移籍後初の野球教室 

2025/11/15 18:15(公開)
ひじの使い方を指導する千賀投手=蒲郡市公園グラウンドで
ひじの使い方を指導する千賀投手=蒲郡市公園グラウンドで

 蒲郡市出身で大リーグ「ニューヨーク・メッツ」の千賀滉大投手(32)が15日、野球教室を同市形原町の市公園グラウンドで開いた。地元での野球教室は「福岡ソフトバンク・ホークス」時代の2019年以来6年ぶりでメジャー移籍後は初。地元軟式野球8チームから小学6年生が57人参加し、投球のこつや心構えを教わった。

子どもたちとの写真撮影では満面の笑みを見せた
子どもたちとの写真撮影では満面の笑みを見せた

 打撃と投球の2チームに分かれて指導を受けた。投球チームでは、千賀投手がキャッチボールをする児童に近づき、体重移動やひじの使い方を実演しながら指導した。

 

 「ロサンゼルス・ドジャース」を世界一に導いた山本由伸投手(27)を例に挙げ「投げる際にひじから先に前に出しては駄目。けがの原因になるし、体全体のパワーを使えず球速も上がらない。ソフトボールでカーブがかからないように意識し、バックスピンの利いたボールを投げられるように練習して」と助言した。

 

 質疑応答のコーナーでは、打者がいると思うように投げられない子に「キャッチボールの時から打者をイメージする。良い時の感覚を日々の練習で覚えておいて」と答えた。体重移動は「上半身と下半身をバランスよく使うように」と教えた。千賀投手は小学6年で「野球ひじ」を発症し、投げられない日々がつらかったという。「みんなには楽しく野球を続けてほしい」と呼び掛け、「いつかこの中からプロ野球選手が生まれたらうれしい」と締めくくった。

 

 参加した形原アトムズの杉浦彰さん(11)は「すごく楽しかった。制球力や球速を上げるための助言が勉強になった」と目を輝かせていた。

 

 終了後は小学生に直筆サイン入りボールやグッズをプレゼントした。

キャッチボールを見てアドバイスを送った
キャッチボールを見てアドバイスを送った
「楽しく野球を続けてほしい」と千賀さん
「楽しく野球を続けてほしい」と千賀さん
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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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