10月26~27日に滋賀県彦根市で開かれた「第24回全国障害者スポーツ大会」の陸上競技で、男子50㍍と400㍍で優勝した県立豊川特別支援学校本宮校舎の鈴木晧大さん(3年)が1日、田原市役所に山下政良市長を訪ねて喜びを伝えた。
鈴木さんは知的障害と精神障害の少年の部(18歳以下)で、400㍍リレーを含む3種目に出場した。大会規則で連続出場ができないため、最終学年となる3年時に的を絞って練習を重ねた。
26日の50㍍は自己ベストに迫る6秒50で接戦を制した。27日の400㍍は自己ベストを更新する53秒19で2冠達成に花を添えた。
兄姉の影響で小学5年から陸上を始めた。中学時代に長距離(1500㍍)も経験したが、高校から短距離に戻した。
全国制覇へ向け、学校周辺の坂道を使ったダッシュやトラックでのインターバル走で持久力とスピードを養った。瞬発力をつける筋力トレーニングにも励んだという。
2冠について鈴木さんは「個人種目はいずれも自己ベストを狙って臨んだ。初日は緊張で体が少し固かったが、400㍍は体も軽くいい走りができた。どちらも接戦を制しての優勝だったのでうれしい」と喜んだ。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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