東三河の動物福祉団体「命にやさしいまちづくり ハーツ」は9日、豊橋市の長坂尚登市長に宛てた抗議文を提出した。市動物愛護センター「あいくる」のガバメントクラウドファンディング(GCF)が、ハーツが例年実施しているCFと時期が重複していることによるもので、古橋幸子代表は「運営に支障をきたす」と訴えている。
あいくるのGCFは医療機器などの購入に充てるもので、目標金額は500万円、期間は5日から来年3月4日まで。
ハーツのCFは翌年1年間のシェルター(保護施設)にいる猫の医療費の一部に充てるもので、目標金額は600万円、期間は17日から来年2月14日までを予定する。
今年で10回目で、過去には市側が時期をずらすなどして両立していた。今回は市から一方的に時期が重なると伝えられ、調整を願い出ても「変更できない」との回答が続いているという。
抗議文は秘書課職員が受け取った。調整の機会を求めたが「変更できない」という回答に終始したことや、GCFが民間の資金調達機会を奪うものであってはいけないとして、市が掲げる市民協働の精神と、公平公正な行政運営の原則に照らして「はなはだしく不誠実な行為」と主張する。
古橋代表は「現場に立っているのは民間の動物福祉団体。今のままでは市の施策に協力できない」と語った。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。
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