渥美半島を縦貫する新たな道路として田原市が計画路線化を目指す「渥美半島道路」の整備ルート案が示された。昨夏の戦略変更で、一部区間で一般道を利用するルート案をとった。津波や土砂災害の想定区域、遠回りや信号が連続する区域に新たな道路を整えて安全性と利便性を確保したい考えだ。
市役所で昨年12月24日、国や県を交えた今年度2回目の「渥美半島の道路整備に関する検討会」で一般道を使った整備ルート案を示した。
半島道路は最優先の政策目標として「防災」を掲げる。同市の「道の駅伊良湖クリスタルポルト」から、東名高速道と三河港エリアを結ぶ「浜松湖西豊橋道路」を整備予定の豊橋市明海町を結ぶ約35㌔。
田原市内では国道259号と県道豊橋渥美線を主要ルートに、活用可能な現道を生かしつつ津波などの災害想定区間や信号が連続する区間などを避ける新たな道路整備を検討している。
整備ルート案で示した新たな道路として、防災を最優先したバイパスを整備。伊良湖地区や福江地区の国道259号、白谷町から仁崎町の県道で津波浸水や土砂災害を避ける道路整備を見込む。
また野田町の「サンテパルクたはら」の南側を通る既存道路は遠回りとなるため、市立野田中学校跡から八王子町付近を結ぶ新道を検討。高木町から保美町までの国道259号は信号が連続するため、渋滞回避などの改良も盛り込んだ。
半島道路を巡っては当初の構想で全線高規格化を掲げていた。一昨年1月の能登半島地震では道路決壊に伴う孤立化が課題となった。同じ地形の田原市でも昨年6月の検討会で、一部の一般道も利用して早期実現を図る戦略に変更を示した。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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