豊橋大工組合が100周年 記念式典で新たな一歩 若鳶会がはしご乗り披露

2026/01/12 00:00(公開)
節目を機に新たな活動にも意欲を見せる佐藤組合長=ホテルアソシア豊橋で
節目を機に新たな活動にも意欲を見せる佐藤組合長=ホテルアソシア豊橋で

 豊橋大工組合の創立100周年式典が11日、豊橋市の「ホテルアソシア豊橋」で開かれた。組合員や地元政財界の来賓ら約130人で節目を祝った。祝賀会では地元鳶(とび)職人らが、木遣りやはしご乗りなど伝統技能を披露した。

 

 佐藤臣央組合長は「大工職人は古くから衣食住の一角を担ってきた。厳しい徒弟社会で技能をつないできた。現代は大工の職域も細分化され、産業構造や働き方など時代とともに職人のあり方も大きく変わった」と過去の歩みを振り返った。

 

 そのうえで「若者を中心に労働力不足に伴う技能継承は新たな課題だ。日本独自の木組みの美しさと技術は欧州でも注目されている。100周年を機に、次代を担う子どもらに工具や木工に触れてもらう活動にも積極的に取り組みたい」と意欲を見せた。

 

望月元会長ら功労者を表彰

 

 式典では組合活動の功労者として、望月昭元組合長と塚本正一さんを表彰した。祝賀会では「県鳶土工業組合連合会」の「若鳶会」が、木遣りや纏(まとい)、はしご乗りのアトラクションを披露した。

 

 式典に先駆け、土木建築業の守護神とされる聖徳太子(厩戸王)に感謝する神事「太子祭」もあった。組合創立前から代々受け継がれる掛け軸を飾り、建築の基礎を築いたとされる太子の功績をたたえた。

 

 豊橋大工組合は江戸時代末期の牟呂八幡宮遷宮を機に結成し、吉田藩主の公認となった「大工仲間」が前身。1926年に組合に改組した。伝統技能の継承や「一人親方」と呼ばれる事業主の福利厚生の整備などを目的に、豊橋市と田原市の鳶職を含む約700人が加盟している。

 

はしご乗りなどで盛り上げる「若鳶会」の職人ら
はしご乗りなどで盛り上げる「若鳶会」の職人ら
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加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。

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