名豊道路全線開通から1年、国道1号など交通量減少

2026/03/29 00:00(公開)
※「筆柿の里・幸田」「にしお岡ノ山」「とよはし」の3道の駅
※「筆柿の里・幸田」「にしお岡ノ山」「とよはし」の3道の駅

 豊橋市と名古屋市を結ぶ国道23号「名豊道路」(延長72・7㌔)の全線開通から1年が経過した。国土交通省名四国道事務所は、全線開通1年後の交通状況と整備効果をまとめた調査結果を公表した。

 

 新しく開通した蒲郡バイパス区間の交通量は12時間あたり約2万1500台を記録し、並行する国道1号や国道247号から大幅な交通転換が進んだ。これにより、両国道の交通量は最大で約20%(約1万2100台)減少し、国道247号の前芝宇塚交差点では最大渋滞長が1020㍍減少するなど、周辺道路の混雑緩和が顕著となっている。

 

 物流面への恩恵も大きい。幸田桐山インターチェンジ(IC)から前芝宇塚交差点までの所要時間は、夜間を中心に最大11分(約3割)短縮された。配送効率の向上により、1台あたりの配送可能件数が増加した結果、ある企業では配送台数を約15%削減することに成功した。

 

 また、豊川為当IC付近の交通利便性が高まったことで、御津1区臨海工業団地などの沿線工業団地では企業からの問い合わせが相次ぎ、分譲が順調に進展している。

 

道の駅は利用者、売上高とも大幅増

 

 地域の安全・安心や観光振興にも効果が波及している。第3次救急医療施設へのアクセスが向上し、30分以内で搬送可能な医療カバー圏人口は約1万1000人増加した。さらに、「道の駅とよはし」などの沿線3カ所の道の駅では、東西方向のアクセス性向上により遠方からの来訪者が増え、売上高は開通前と比較して約1・2倍に伸びている。

 

 一方で課題も浮き彫りになった。豊川為当ICの合流部など、一部区間で速度低下が確認されている。名四国道事務所は今後、注意喚起看板の設置やラバーポールの追加といった対策を実施し、走行性のさらなる改善を図る方針だ。

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山田一晶

1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。

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