県立田口高校は10日、奥三河のヒノキ材を使って林業科2年生が製作した「バイクラックベッド」の完成披露会を開いた。自転車の駐輪用の木製器具だが、2基を組み合わせることで災害時用のベッドに変形することを、北設楽郡内の林業や福祉関係者に示した。
アジア競技大会組織委員会から、新城市で19~23日に行われる自転車ロードレース会場で活用するバイクラックの製作を依頼された。生徒たちが製品のコンセプトを考え、避難所ベッドに変身する案が採用された。計60基を受注し、7月末から製作した。
披露会には北設楽郡の森林組合職員や県林務課、自治体職員、町内の高齢者ら約100人が参加した。生徒は、バイクラックから5分でベッドへ変形させる手順を実演した。「組み立て手順が留め具に書いてあるため、幅広い年齢層の人が使えます」と説明した。
ベッドの高さは43㌢に設計されており、実際に寝た男性(90)は「ちょうど良い高さで寝心地も悪くない」と述べた。県森林組合連合会の村松幹彦会長は「地元産材の需要拡大につながる。今後も期待したい」と語った。
顧問の青山崇さんは「生徒が真剣に考えて作業を進めてくれた。来年以降も受注生産に取り組みたい」と話した。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。