三遠ネオフェニックスと愛知大が「ダンカー通信」発行

2026/10/17 00:00(公開)
校了した原稿を持つ学生(提供)
校了した原稿を持つ学生(提供)

 愛知大学と、プロバスケットボールBプレミアの「三遠ネオフェニックス」の運営会社「フェニックス」は、包括協定と今シーズンのパートナーシップに基づく教育連携の一環として、小中学生向けの情報発信媒体「ダンカー通信」を共同制作した。東三河のスポーツ活性化や新たなファン層の創出を目的とし、今月中旬から東三河5市の小中学校を通じて順次配布される。

 

 今回の取り組みには、愛知大地域政策学部の元晶煜教授のゼミでスポーツ社会学やスポーツ経営学を学ぶ学生たちが参画した。プロスポーツのファンマーケティングを題材に、クラブの実際の活動やホームゲーム運営に触れながら、企画や取材、制作、情報発信までを実践的に学ぶ教育プログラムの一環として実施された。学生ならではの視点と、プロスポーツクラブが培ってきた地域との結び付きを掛け合わせることで、学生自身の成長にとどまらず、地域の子どもたちへスポーツの魅力を届けて新たなファンとの接点を生み出す初の試みとなる。

 

 「ダンカー通信」は、三遠のホームゲームやバスケットボールの魅力を紹介するとともに、実際の試合観戦の機会を提供する小中学生向けの情報媒体だ。今月から来年1月にかけて年間3回の発行を予定しており、今回はその第1弾。配布対象は豊橋、豊川、蒲郡、新城、田原の東三河5市にある小中学校の児童生徒で、各学校を通じて届けられる。

 

 紙面には、対象試合ごとに各日先着500人を無料招待する施策や、チラシを持参した来場者に入場特典として特製の応援ハリセンをプレゼントする企画が盛り込まれた。また、初めて観戦する子どもや保護者が安心して楽しめるよう、会場グルメの堪能から応援グッズの獲得、音楽やチアの演出、試合前の応援練習、試合観戦までの流れを五つのステップに整理して分かりやすく紹介しているほか、FIBAバスケットボールワールドカップ2027アジア地区予選の日本代表に選出された佐々木隆成選手の特集なども掲載されている。

 

 制作に携わった地域政策学部3年の岩貝雅希さんは、子どもたちが試合を見に行きたいと思える親しみやすいデザインを意識したと振り返り「初心者でも楽しめる5ステップや応援ハリセンの企画を通じて、新たなトップリーグであるBプレミアへ参入した三遠への興味や期待を高めてほしい」と語った。フェニックス側も、学生が発揮した柔軟な発想や若い世代の視点に期待を寄せており、今後も学生との協働を継続しながら、東三河の子どもたちに夢や感動を届ける地域貢献活動に注力する。

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山田一晶

1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。

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