蒲郡市のシンボル、竹島に鎮座する八百富神社の例祭に合わせ、竹島町東府相地区の住民でつくる「東府相七福神踊り保存會」が伝統の踊りに用いる面を修復し、衣装を新調した。17日、例祭の本奉納に先立ってお披露目された。
東府相七福神踊りは江戸時代末期に始まったと伝えられる。「綱」「杖」「鈴」の踊りのほか、独自の「弁天踊り」があるのが大きな特徴だ。
踊りで使用されてきた七福神らの面は1929年製で、これまで数回の修復を重ねながら大切に使われてきた。しかし、内部の骨組みの損傷やひび割れ、摩耗といった老朽化が深刻化していた。2008年度に新調された衣装も傷みが進んでおり、保存會は伝統の継承に向けた修繕が長年の課題となっていた。
保存會は6年前から修繕計画を模索していたものの、技術を持つ業者の選定や莫大な費用の確保が壁となっていた。今回、岡崎市の「味岡人形 映水工房」が1年かけて丁寧な修復作業を終えた。費用は、地元の人の寄付に加え、七福神踊りと強いゆかりを持つ八百富神社からの多大な支援を受けることで、課題を乗り越えた。
この日は竹島橋前にある八百富神社の遥拝所と竹島の本殿前で、保存會メンバーが新調した面と衣装をまとって鈴踊りや弁天踊りを披露した。地元の人と観光客が見守った。
保存會の横田一吉会長は、「非常にすっきりした気持ち。これからもしっかり受け継いでいきたい」と語った。
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