豊鉄の河合秀文企画課長が「しあわせなまちの公共交通」と題して講演 第2回東三河地域問題セミナー

2026/09/12 00:00(公開)
まちづくりと公共交通について語る河合さん=豊橋商議所で
まちづくりと公共交通について語る河合さん=豊橋商議所で

 公益社団法人「東三河地域研究センター」は11日、「第2回東三河地域問題セミナー」を豊橋商工会議所で開いた。豊橋鉄道総合企画部次長兼企画課長の河合秀文さんが「しあわせなまちの公共交通」と題して講演した。人口減少と少子高齢化が進む地域の将来像を見据え、コンパクトなまちづくりと連携した持続可能な公共交通の役割や課題を提言した。

 

 河合さんは、都市の低密度化を防ぐ「コンパクト・プラス・ネットワーク(集約型都市構造)」の必要性を主張した。先行事例の富山市を挙げ、沿線の人口増や地価上昇などの成果を示したうえで、森雅志前市長の「公費投入は補てんではなく将来への投資」という言葉を引いて交通政策と都市政策の融合を強調した。

 

 豊橋では渥美線や市内線が公共交通の軸を担うが、民間の設備投資には限界がある。河合さんは「支援を待っているだけでなく、私たち自身も変わらなければならない」と語り、新経営ビジョン「Much MORE!」のもと、主体的まちづくりの担い手へ転換する姿勢を示した。解決策として、運行を事業者が担い、設備維持を自治体が支える「上下分離方式」のあり方についても紹介した。

 

 最後に「とよはし市電を愛する会」メンバーで「路面電車のある風景」の絵画制作などを手がけた故伊奈彦定さんの作品などを紹介しながら「まちづくりや公共交通について皆さんと共通の認識が持てれば、豊橋はもっといい街になると思う。ぜひ考える機会を持ってもらえるとうれしい」と締めくくった。

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岸侑輝

 1988年生まれ。三重県津市出身。
 地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
 趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
 好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。

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