災害時に水洗式仮設トイレ提供

2016/11/11 00:00(公開)
山脇市長にサラオの機能を説明する都築社長㊥=豊川市役所で
 豊川市は10日、宿町に本社を置く建設業・Gテクノ(都築幹尚代表取締役社長)と、災害時における自立式移動型トイレ「サラオ」の供給協力に関する協定を締結した。市役所で山脇実市長と都築社長による調印式が行われた。
 地震や風水害などの災害発生時、市が同社の協力を得て、被災者や避難所に迅速かつ円滑に仮設トイレを提供し、市民生活の早期安定につなげる。
 同社は都築相太会長のグループ会社・サラオと共に、建設現場向けの仮設トイレ・サラオを開発。今年4月の熊本地震で被災した熊本県益城町には無償で2基を貸し出した。
 男女兼用で、仮設トイレでは貴重な水洗式。暖房便座とウォシュレットの他、手洗い台もある。「サラオⅡ型」は屋上にソーラーパネルが付いた太陽光発電で、夜間はLED照明が光る。蓄電池付近には荷物を置けるスペースもある。
 広さも幅約1・5㍍、高さ約2・7㍍と普通の仮設トイレの約3倍。内装はスギを使用しており、都築社長は「きれいで使いやすいという声をいただく。特に女性には非常に喜ばれる」と紹介した。
 仕事環境の改善へ、国交省は公共工事を請け負う業者の現場に洋式・水洗式のトイレ設置を求めている。サラオは1台約280万円。登山道の入り口などからも設置の要望があり、都築社長は「利用者の意見を参考に改良を加えていきたい」と話した。
(由本裕貴)
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