自然や文化などの地域資源を観光振興や活性化を図る「渥美半島菜の花浪漫街道」の一環で、田原市堀切町の遊休農地で12日から、地元の人らが企画した「花畑プロジェクト」の無料花摘み体験が始まる。13日まで、花がなくなり次第終了。
菜の花浪漫街道で地域が取り組むリーディング事業の一つとして、近隣住民らの「堀切地区ボランティアの会」が企画した。3年目のプロジェクトで約400平方㍍の農地に、サンタスティックイエローなど切花用ヒマワリ2種類を約4000本、ケイトウを約1000本栽培した。
本オープンを控えた9日、会が招待した市立堀切小学校6年生が花摘みを体験した。松野心花さんは「ヒマワリを摘んだのは初めて。花びらが大きく、花瓶に飾ったら見ごたえがありそう」と楽しみに持ち帰った。
ボランティアの会の牛田久美夫代表は「プロジェクト3年目を迎え、春の菜の花と並ぶ夏の風物詩にしたかった」と活動の趣旨を説いた。
渥美半島菜の花浪漫街道は、国土交通省「日本風景街道」の一つとして2007年に認定された。春に菜の花が咲き誇る渥美半島の国道42号と259号の60㌔が対象。堀切地区の活動を含め、農地保全や清掃、環境学習など10の取り組みをリーディング事業としている。
花摘み体験は両日午前10時~午後3時。会場では会の管理費など協力金も募る。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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