蒲郡信用金庫(竹田知史理事長)は2日、蒲郡市神明町の同金庫本店で経済講演会を開いた。講師を務めた信金中央金庫地域・中小企業研究所上席主任研究員の角田匠氏は、アメリカ大統領選でドナルド・J・トランプ氏が勝利して1月に就任することに対し、「先行きの経済・金融市場は(トランプ氏の)政策運営に大きく左右されそう」と展望した。
角田氏は「中小企業を取り巻く経済環境~トランプ候補の勝利で世界的に不確実性が高まる」を演題に講演。「トランプ氏が今後、アメリカで金利上昇や減税政策を行ってドル高を容認すれば、新興国の通貨安やインフレを招く。リスク回避姿勢が高まって円高になる可能性もある」と予測した。
国内や地域経済については「製造業が景況感のカギを握る。短期的には在庫調整をする時期で、今後は生産を増やしていける時期となっていく」と見通した。さらに「愛知など東海地方は製造業が集積する優利な地域。他県から稼いだり、観光では外貨の獲得にも目を向けていけば良いのでは」と提案した。
(安藤聡)