豊橋工業高生が全国製図コン最高賞に輝く

2017/02/17 00:01(公開)
「第35回全国高校生建築製図コンクール」で入賞した(下段左から)山本さん、牧野さん(上段左から)水野さん、星野さん=豊橋工業高校で
 高校生が製図の技術を競う機械と建築系の全国大会で、県立豊橋工業高校の機械科2年神谷侑太さん(17)と建築科2年牧野有華さん(17)がそれぞれ最高賞に輝いた。
 神谷さんは、校内コンクールを経て学校代表として機械系の製図の知識や丁寧さを争う「第33回全国製図コンクール」(全国工業高等学校長協会主催)に応募、最優秀特別賞に輝いた。
 コンクールには2614人が応募し、最優秀特別賞には8人が選ばれた。同校として昨年に続き2年連続での受賞となる。
 課題となったのは車などに使われる部品「フランジ形たわみ軸継手」で、手書きで設計。計算の正確さに加え、規定通りの太さや長さで線が描けているかなどを審査された。
 神谷さんは「春には県の競技会の製図部門に選手として出る。入賞できるように頑張りたい」と意欲を見せる。
 一方、牧野さんは、製図の正確さや表現力を競う「第35回全国高校生建築製図コンクール」(東日本建築教育研究会主催)の木造平家建専用住宅部門で、応募数342点の中から見事金賞を獲得した。
 同部門は課題となった木造平家建専用住宅の平面と断面、立面、屋根伏図を手書きで設計。牧野さんは「和と現代」をイメージし、池と水琴窟のある日本庭園や縁側を備える一方で、屋根を片流れにしてすっきりとモダンなデザインに仕上げた。
 小学校時代から建築士を夢見ており、「和風でもさまざまな表現の仕方があり、ほかの人の図面を見て参考になった。平面図の技術を高めていきたい」と前を見据えている。
 今大会では同校として20年ぶりとなる金、銀のダブル受賞の快挙を達成。建築科2年から水野貴史さん(17)が銀賞、星野健太さん(16)が入賞した。
 5人兄妹の水野さんは庭に重点を置き、コミュニケーションが密にとれる家、星野さんは天体ドームのある個性的な家をそれぞれ立案。
 また、軒先マワリ詳細図部門では応募作品1239点の中から、建築・土木科1年の山本芽依さん(16)が入賞に選ばれた。3人の先輩たちの活躍に、山本さんは「次はその部門で入賞したい」と意気込んでいる。
(飯塚雪)
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