新潟大規模火災を受け豊橋市前芝町で住宅密集地の飛び火想定した防火訓練

2017/02/27 00:00(公開)
細い道を縫いながらホースを延ばしていく団員ら=豊橋市前芝町で
昨年末の新潟県糸魚川市大規模火災を受け、豊橋市前芝町で26日、地元消防団と前芝校区自治会が飛び火を想定した防火訓練を行った。発見から初期消火まで行い、連携体制を確認、防災意識高揚を図った。
 糸魚川市大規模火災は、出火から約30時間後に鎮火し、民家や店舗など約150棟が燃えた。木造家屋密集地で、強風により複数の飛び火が発生し、被害が短時間で広範囲に広がったとみられる。
 前芝校区も民家が密集し、道が細い上に曲がりくねっているため、消防車両が入りずらい。加えて三河湾や豊川(とよがわ)からの風も強く、火災が起きれば飛び火で被害が拡大する懸念がある。
 この日は民家から出火したと想定で、第8方面隊38人と自治会約20人、豊橋市消防本部8人が参加した。地元住民らが飛び火を発見し、消防団員は背負ったホースを幾重にもつなげながら、車両が入れない細い道を縫って現場に到着。無線で何度も連絡を取り、ルートなどを確認していった。
 第8方面隊の稲吉正和隊長(46)は「木造家屋が密集し、高齢者も多い。住民の安全を守れるよう日々活動をしていきたい」、同校区の牧野光行自治会長(66)は「糸魚川の火災は他人事ではない。火事を起こさない、飛び火を拡散させないことを肝に銘じて、住民らには家の周囲を片づけるなどアドバイスしていきたい」と話した。
(飯塚雪)
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