豊川市中部南地区で徘徊高齢者捜索訓練

2017/02/28 00:00(公開)
徘徊者役の女性㊧に声をかける参加者ら=豊川市南大通で
 豊川市は27日、市社会福祉協議会や豊川署と合同で、中部南地区を対象とした徘徊(はいかい)高齢者捜索模擬訓練を行った。高見、光輝、四ッ谷町の老人クラブや町内会関係者ら約60人が参加し、行方不明者発生時の連携や対応を確認した。
 小規模多機能型居宅介護ぬくぬく(牛久保町)の女性職員が認知症の高齢者役となり、実際に街中を徘徊。参加者らは地区の設定されたエリア内を歩き、発見・保護に臨んだ。
 女性を見つけた参加者らは声掛けを実践。親切な言葉遣いで行き先や名前を聞いたり、休憩を促したりしながら、女性を目的地の商業施設・マチニワとよかわ内へと誘導していった。訓練後には、市社協職員や豊川署員による発見時の連絡などが寸劇で披露された。
 参加した高見町の鈴木康予さん(77)は「マチニワとよかわは旧市民病院の跡地なので、市民病院の話をしながら声をかけた」。四ッ谷町の元民生委員・長田敏子さん(67)は「狭い路地なども注意して捜索した。認知症の方は交通事故で亡くなる方も多いらしい。いつ自分の身にも起きるか分からないので、対策を考えておきたい」と話した。
 訓練は高齢者地域見守りネットワーク(豊川市高齢者みまもり隊)の充実を図り、昨年までに代田、小坂井、一宮、国府地区で実施している。
(由本裕貴)
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