中学生の硬式野球大会「第23回日本リトルシニア全国選抜野球大会」（３月25～31日、大阪市）で、初出場ながら３位と活躍した愛知豊橋リトルシニアの豊川市在住メンバー９人が市役所を訪れ、山脇実市長に喜びを報告した。
　大会では９人中６人がベンチ入りし、守り勝つ野球で全国のライバルチームを破り、ベスト４に進出。佐倉（関東代表）との準決勝では４点を先制されたものの、６回に三好遼也さん（南部３）の２点適時打や相手の失策などで３点を返し、あと一打で逆転というところまで追い上げた。
　初戦・千葉西戦と準々決勝・世田谷西戦で完投勝利を挙げ、優秀選手賞に選ばれた米庄寛成さん（同）は「自分の力が全国でも通用することが分かった。これからも頑張りたい」と話した。
　豊橋、田原市など在住の選手もいるが、豊川の選手の多くが主力。現在は春季大会に出場しており、５月下旬から予定される夏の県大会、上位４校が出場する８月の明治神宮球場での「第45回リトルシニア日本選手権大会」を見据える。
　主将の水鳥太嵩（たいしゅう）さん（同）は「目標が全国制覇だったので悔しい気持ちが残ったけど、この気持ちをみんなで心に刻んで、夏の全国大会は絶対に優勝したい」と意気込んだ。
（由本裕貴）