豊川市コミュニティバス利用者が増加

2017/06/15 00:00(公開)
利用者数が増えている豊川市のコミュニティバス
 豊川市の公共交通機関・コミュニティバスの利用者が増えている。市は12日に勤労福祉会館で今年度最初の市地域公共交通会議を開き、直近の運航実績として、4月に同月としては運行開始から4年目で過去最高の7320人の利用者数を記録したと報告した。
 市は昨年10月1日から、市役所や市民病院などがある市中心部に「共通ゾーン」を設け、東西どちらからも200円で利用できる運賃体系に改正。昨年12月は6886人、今年1月は6127人と一時は減少したが、徐々に新体系が市民に浸透したようで、2月から増え続けている。
 昨年度1年間の総利用者数は8万3748人で、前年度に比べて2304人の減少。新体系となった昨年10月以降、前年同月を上回る2~4月の総利用者数を前年同時期と比べると、千両三上線、ゆうあいの里小坂井線、一宮線、音羽線、一宮地区地域路線(本宮線のんほい号)、御油地区地域路線(ごゆりんバス)の6線で上回った。運行開始から4月までの66カ月間における総利用者数は約43万5000人となった。
 会議で、委員からは1日フリー乗車券(大人500円、小人250円)などを通じた新体系の市民へのさらなる周知を呼びかける意見が上がった。
(由本裕貴)
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