全日本学校緑化コン 豊橋・芦原小が準特選

2017/06/17 00:00(公開)
賞状などを手にする山上校長㊧と佐原市長=豊橋市役所で
 全日本学校関係緑化コンクールの学校環境緑化の部(小学校)で、豊橋市立芦原小学校が最高位に次ぐ準特選に選ばれた。校内には市内にある街路樹など70種類の樹木が植えられ、学習にも生かしていることなどが評価された。15日には、山上直之校長が同市役所で佐原光一市長に報告した。
 コンクールは、国土緑化推進機構が1950(昭和25)年度から実施。芦原小は昨年度、県知事賞を獲得し、全国で準特選に輝いた。5月下旬、全国植樹祭の会場で表彰された。
 同小は開校37年目。当初から親子で植樹するなど緑化に力を注ぎ、たくさんある樹木に目をつけた根木真太郎前校長は着任した2009(平成21)年から一層力を入れ始めた。
 市の街路樹は25種類全部がそろい、全ての樹木には「この木 何の木」と称してプレートを設置している。児童たちの写生の題材になるほか、ヤマモモなどの実を使ったジャム作り(3年)や、「私の木」を決めて年間を通した学習(4年)、用務員がせん定した枝を活用した造形パラダイスの作品作り(6年)なども続けている。
 受賞を報告した山上校長は「継続的な緑化活動が認められた。樹木の多様性を子どもたちの教育活動に生かすことができ、これからも続けていきたい」と話した。
 佐原市長も「樹木を育てるのは難しい中で続けてきたことが評価につながったと思う」とたたえた。
(中村晋也)
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