新城で「ジオから見る戦国の舞台」展

2017/06/22 00:00(公開)
東三河にある城跡と現場の地質を紹介する特別展=新城市鳳来寺山自然科学博物館で
 東三河にある戦国時代の城跡や戦場を地質の視点で伝える特別展「ジオから見る戦国の舞台」が、新城市鳳来寺山自然科学博物館で開かれている。写真や縄張り図、地形図、現地で見られる鉱物を展示している。30日まで。
 長篠城(新城市)から吉田城(豊橋市)の豊川(とよがわ)中流から下流部までは、階段状の段丘地形に築かれたものが多いと地図とともに示し、牛久保城(豊川市)は川の沿岸部に位置していたことも示している。400年以上前から現在にかけて川の流れが変わっていることも確認できる。
 また中央構造線の近くにあった長篠城(新城市)は「断層運動によってもろく崩れやすくなった急な崖と川に囲まれた地形は難攻不落の城であった」と解説している。
 傍らには「断層粘土」などの鉱物も一緒に展示している。
 他にも「続日本の100名城」に選ばれた古宮城(新城市作手)はジオラマも展示していたり、吉田城も紹介している。
 加藤貞亨館長は「戦国時代末期に東三河の城がどんな地形のもとに建てられたのかを知ってもらえれば」と話している。
 同館の開館時間は午前9時から午後5時。火曜休館。入館料は高校生以上210円、小中学生100円(ほの国こどもパスポート利用可能)。
(安藤聡)
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