豊橋で中学生ら英語一色の合宿

2017/08/05 00:00(公開)
指導者に英語で質問する生徒=豊橋市野外教育センターで
 中学生たちが米国トリード大学スタッフと共に5日間、英語のみで過ごす「トリードスーパーイングリッシュキャンプ」が豊橋市内で行われている。最終日の5日には、参加生徒らによる英語での成果発表会がある。
 キャンプは、同市と姉妹都市のオハイオ州トリード市のトリード大学と連携。語学力と学習意欲を高めるだけでなく、両市民の交流も目的にしている。今年で2回目。
 同大職員やトリード市出身の外国語指導助手(ALT)らが講師となり、今月1日から5日間の日程で実施。市内15校に通う中学2・3年生25人が、英語で意思疎通を図りながらコミュニケーション能力の向上を図っている。
 市野外教育センターを会場にした2泊3日の合宿中には、野外で調理に挑戦したり、スーパーマーケットへ行き、日本の食文化を英語で説明したりするなど、英語漬けの日々を過ごした。
 合宿最終日の4日、生徒らは成果発表の原稿を準備。講師に英語での言い回しを相談し、キャンプで得た経験をしたため、最後は講師らから「友情の印」として同大スクールカラーのミサンガが贈られた。
 2回目の参加で、将来は海外で貧困に苦しむ人を助ける仕事に就きたいという市立前芝中3年の武田萌花さん(14)は「スムーズに英語が出てくるようになった。英語での日記を続け、もっと単語力をあげたい」と意欲を示した。
 同大職員のトレイシー・ヒダルゴさん(34)は「最初はとてもシャイで、英語の間違いを怖がっていた子たちが、積極的に質問をできるようになった」と生徒らの成長を喜んでいた。
(飯塚雪)
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