伝統の盆行事

2017/08/15 00:00(公開)
大団扇を背負い、太鼓を打ち鳴らして踊る保存会員ら=新城市大海の泉昌寺で
新城・大海地区で「放下おどり」

 新城市大海地区で14日、大団扇(おおうちわ)を背負い、太鼓を打ち鳴らして踊る「放下おどり」が行われた。
 室町時代中期に放下僧が伝えたとされる民俗芸能。毎年盆の時期大海地区をはじめ、名号、一色、塩瀬、布里の各地区で受け継がれており、県無形民俗文化財に指定されている。
 大海の放下は、他地区に比べて団扇が大きい。高さ約3㍍、幅約1・2㍍で、重さは約6㌔。無病息災のほか、邪念を一気に振り払おうと大団扇になったとされる。
 大海地区の泉昌寺ではこの日午後3時30分、保存会員3人がそれぞれ背負った大団扇を揺らし、腹に抱えた太鼓を打ち鳴らして踊った。今年は15日までに初盆を迎えた15軒の家などを回った後、寺で精霊送りを行う。
(安藤聡)

豊橋・向弘苑で「万燈会」

 豊橋市向山町の「向弘苑」(阿邉永晋住職)は盆入りの13日夜、祖先を供養する盆行事「万燈会」を境内で開いた。一帯には約1000張りほどの絵灯龍が張り巡らされ、幽玄な光を漂わせた。
 阿邉住職によると、万燈会は今年で29回目という。絵灯龍には、仏の教えと関係する龍の絵や観音様などが描かれ、信者や地域住民らの参拝者がひと張りごとに献灯。
 夕方、薄暮になるとロウソクに火をともした絵灯龍が参拝者らを迎えた。
(千葉敬也)
境内一帯に張り巡らされた絵灯龍=向弘苑で
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