豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)は、飼育する雌のスマトラオランウータン「ウラン」を3月10日から、千葉県市川市動植物園に引っ越しさせる。のんほいパークでは同8日を最後の公開日としている。
ウランは今年4月で20歳。繁殖のため交尾経験のある雄がいる市川市動植物園に移る。のんほいパークでは2016年5月に来園した21歳の雄「ウータン」とペアリングを試みたがうまくいかなかった。
国際自然保護連合のレッドリスト近絶滅種に指定され、国内でも飼育は4園7頭のみ。のんほいパークでも今後はウータンだけとなり、当面は繁殖相手を探すのも難しい状況だという。8日午前11時半からオラウンウータン舎で特別動物ガイドを開く。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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